「義母の介護をしたくないから、上手な断り方を知りたい」と考える方は少なくありません。
「義父母の介護は嫁がするものだ」という考えは、前時代的だと言わざるを得ません。
現代社会では、仕事をしている女性も多いですし、介護の負担を減らす方法もあるのです。
この記事では、嫁に介護義務がないことや、義母の介護を上手に断る方法を紹介します。
義両親の面倒を誰が見る?
義父母の介護が始まると、「旦那は仕事をするから嫁が介護すべき」といったプレッシャーを受けることがあります。
しかし、嫁に義父母を介護する義務はなく、介護の負担は公平に分担されるのが望ましいです。
現在では、介護を楽にするロボットも進化しており、活用すれば大幅に介護負担を減らすこともできます。
そもそも嫁に介護義務はない
そもそもの話として、法律上では、嫁に義父母の介護義務はありません。
そのため、義父母の介護は、本来は実子である夫やその兄弟姉妹が担うべきものです。
にも関わらず、「嫁が介護をするべき」という理由で介護を押し付けられるケースが少なくありません。
嫁からすると、義務ではなく「善意」で介護をしているのに、感謝もされないと腹が立つのは当たり前です。
長男の嫁でも介護拒否して良い
「長男の嫁だから」という理由で介護を押し付けられると、「自分がやらなくては」と無理をしてしまうことがあります。
しかし、女性が社会進出している現代において、嫁に介護を押し付ける考え方は時代遅れです。
仕事と介護を両立するのは簡単なことではありません。
また、専業主婦の場合でも、育児のために時間に余裕を持たせているという背景があります。
そのため、介護という負担の大きな作業を一人に押し付ける姿勢自体が見直されるべきです。
本来、介護は一人で抱えるべきではなく、家族全体で取り組むべき問題だと言えます。
長男の嫁であっても、介護のために人生を諦める必要はなく、介護拒否することができるのです。
介護はロボットに任せられる
ただ単に「介護できません」と断るのではなく、代替案を示すようにしましょう。
まだあまり知られていませんが、介護のテクノロジーは日々進化しています。
具体的には、見守りや移動の補助、入浴の介助などは、ロボットに任せられるようになりました。
また、高齢者向けの冷凍弁当もさまざまな種類が用意されており、あなたが料理を作る必要はないのです。
あなたは家族や周囲から「冷たい」と思われることを気にするかもしれません。
しかし、嫁が介護する義務はないのに、このように情報を調べているだけで感謝されるべきでしょう。
介護ロボットを上手く活用することで、誰もが無理せず生活を続けられるようになります。
義父母とのコミュニケーション
義父母の介護を断るとき、上手く気持ちを伝えることで後から関係がこじれるのを防げます。
そのため、こちらの意見を伝えつつも、相手に納得してもらいやすい断り方をご紹介します。
- 義父母の介護の上手な断り方3つ
- 「介護から逃げた」と思われない方法3つ
- 認知症の義母との平和的な接し方
「介護できない」と伝える内容は同じでも、伝え方次第で義父母の受け取り方は大きく変わります。
ポジティブな伝え方の例を具体的に紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
義父母の介護の上手な断り方3つ
義父母の介護を断るときの上手な断り方を3つ紹介します。
単純に「できない」と拒否するのではなく、「あなたの健康を思って」というのがポイントです。
私は専業主婦ですが、子どもの育児と家事で毎日手一杯の状況です。お義父様とお義母様に、十分なお世話をする時間を確保できず、とても心苦しく思っています。ただ、お二人ともお元気ですので、介護なんてまだまだ先の話ですよ。運動したり趣味を楽しんで、健康に長生きしてくださいね。
親の介護義務は、血縁関係のある実子のみで、嫁には義務がないと聞きましたよ。ところで、最新の介護ロボットがとても充実しているそうです。人間よりも安定感のある介護ができるロボットもあり、お二人の生活がより快適になるのではないかと思っていますので、一緒に試してみませんか。
私自身、介護の経験が乏しく、仕事もありますので余裕がありません。そんな私が、中途半端に介護をし、万が一にでもお二人にケガをさせてしまっては、私は一生自分を責めることになります。プロの介護サービスを利用することで、お義父様とお義母様も安心して過ごせるのではないでしょうか。お二人がケガすることなく、健康に長生きする姿を私も見ていたいです。
「介護から逃げた」と思われない方法3つ
義父母の介護を断るときに「逃げた」という印象を与えると、後々の関係性に響く恐れがあります。
そのため、むしろ介護に積極的な姿勢を見せながら、義父母が自然と断念する方向に導くのが有効です。
まず1つ目に、遺産相続の話を持ち出す方法があります。
「私はお義母様の介護を行いたいので、対応した割合に応じて遺産相続の配分を見直しませんか?」と提案してみましょう。
2つ目に、夫から断ってもらう方法も効果的です。
嫁から断るのを避けることで、「介護から逃げた」という印象を与えずに済みます。
3つ目に、義兄弟との役割分担を提案する方法も有効です。
「介護経験の少ない私では十分に介護できないので、義兄弟全員で分担しながら、お義父様とお義母様を支えましょう」と提案します。
認知症の義母との平和的な接し方
ただでさえコミュニケーションを取りづらい義母が認知症になると、精神的なストレスが大きいでしょう。
ここでは、ストレスを減らしながら、認知症の義母を平和的に対応する方法を紹介します。
一言で言うと、「優しく対応しつつ、介護はロボットに任せる」方法です。
認知症の人を否定すると混乱しやすいため、「そうですね」と共感することを意識します。
しかし、ずっと会話を続けているとストレスになるため、途中からは介護ロボットに任せましょう。
たとえば、「だいちゃん」というロボットには、認知症の方を楽しませるコミュニケーション機能があります。
それによって、徘徊などの症状も抑えられ、嫁としては対応する時間を減らせるのです。
笑顔で会話しつつも、すべての対応を一人で背負わないように工夫しましょう。
「だいちゃん」の特徴や利用者の声をまとめた記事はこちらになります。
【Q&A】よくある質問
最後に、よくある質問として、具体的な悩みに回答します。
- 夫が介護に協力しないため、離婚を考えている
- 育児もあるので、介護している余裕がない
- 義母と毎日会わなくても介護する方法はある?
義父母の介護に対する具体的な悩みを解決しますので、ぜひ参考にしてください。
夫が介護に協力しないため、離婚を考えている
夫が介護に協力しないとき、「離婚しようか」と考える嫁は少なくありません。
しかし、一時的な感情で離婚した後、生活が難しくなるリスクは知っておく必要があります。
たしかに、義父母の介護負担から逃れられるのは大きなメリットかもしれません。
一方で、その後の人生を自分の収入だけで賄うのは簡単なことではないでしょう。
離婚後の生活や、メリット・デメリットを冷静に考えて決断することが重要です。
こちらの記事では、介護離婚のその後、離婚・別居を防ぐ方法を紹介しています。
育児もあるので、介護している余裕がない
育児と介護を同時に行うのは「ダブルケア」と呼ばれ、負担の大きい問題です。
子育ても親の介護も大切ではありますが、あなたが限界を迎えてしまっては元も子もありません。
そのため、育児と介護の両立を支援する制度など、外部のサポートを活用することが大切です。
「自分が全部やらなければ」という責任感から解放され、長期的に続けられる状況を整えましょう。
こちらの記事では、育児と介護の両立支援や相談窓口について解説しています。
義母と毎日会わなくても介護する方法はある?
「嫌いな義母とは、できるだけ関わりたくない」という方もいるでしょう。
その場合、介護ロボットを上手く活用することで、直接会わずとも介護が可能です。
たとえば、問題があったときだけスマホに通知が来て、代理で安否を確認してくれる見守りサービスがあります。
他にも、部屋の至る所に手すりを設置することで、移動の補助がなくても義母が自力で歩けるでしょう。
他にもたくさんの介護ロボットを「ラクカイゴ」というサイトで紹介しています。
【まとめ】会わなくても介護はできる
この記事では、義父母の介護を上手く断る方法について解説しました。
そもそも、嫁に義父母を介護する義務はありません。
仕事と介護、育児と介護などの両立は大変な作業です。
そのため、以下のように義父母の介護を上手に断る方法を紹介しています。
- 遺産相続の話を持ち出す方法
- 夫から代わりに断ってもらう方法
- 義兄弟との役割分担を提案する方法
加えて、円満な断り方の例文も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
また、「義母の介護をしたくないけれど、どうしてもしなければいけない」という方もいるでしょう。
その場合、介護を楽にするロボットを上手く活用すれば、直接会わずとも介護ができます。
「ラクカイゴ」は、介護の負担を選ぶだけで、あなたに合った介護ロボットが見つかるWebサイトです。
以下のトップページから、介護の負担を選んでみてください。
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なるべく円満な形で義父母の介護負担を減らせることを応援しております。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。