GOKURIは、以下のような悩みを持つ方にオススメです。
- 食事中でむせることが多くなってきた
- 在宅や施設で安全に食事を提供できているか不安
- 食支援に多職種で効率的に取り組みたい
GOKURIとは?
GOKURIはえんげ機能を確認、管理するためのネックバンド(ウェアラブルデバイス)、アプリケーション、業務支援クラウドがセットになったITサービスです。
年齢や疾患などの理由で食事の見守りが必要な方に、えんげスクリーニングや食事のモニタリングを簡便に行えるようにデバイスとアプリがナビゲーションします。
GOKURIを活用することで、食事介助や口腔内の貯め込みの様子、あるいは傾眠状態など、その方の生活環境と併せた課題をより詳細に記録できます。
これらの情報は、食支援に携わる遠隔の多職種スタッフとオンラインで共有し、適切なタイミングで診察につなげられるようクラウドがサポートします。
〇大学法人等
筑波大学総合診療 /高知大学耳鼻咽喉科 /新潟大学摂食嚥下リハビリテーション学分野 /鹿児島大学顎口腔外科学 /東京医科歯科大学地域・福祉口腔機能管理学分野 /茨城県立医療大学保健医療学部 ほか
〇医療法人等
水戸済生会総合病院 /浜松市リハビリテーション病院/渋谷歯科医院 /エムズ歯科クリニック ほか
〇福祉法人・株式会社等
社会福祉法人カナン /社会福祉法人斑山会/株式会社明治 /ピジョン株式会社 ほか
GOKURIの魅力を3つ紹介
ネックバンド(ウェアラブルデバイス)と、Androidアプリを搭載したスマホを使ってハンズフリーで計測・記録します。
えんげできたかどうかをAIと一緒に確認しながら、スクリーニングや食事モニタリングアプリでえんげの記録をサポートします。
スクリーニングは歯科衛生士にも約30秒で行えます。
専門家の助言が必要かどうかを判断する支援ができます。
飲み込みなどの音とビデオをハンズフリーで計測・記録します。
ネックバンドから取得した音とスマホで撮影された動画を自動で同期し、wifi環境があれば計測後すぐにクラウドにアップロードします。
インターネットを介して、健診やビデオ聴診の結果と摂食嚥下評価表などを共有することで、遠隔地からでも患者の食事を評価できます。
個別の組織ごとに業務支援システムを備えています。
既往歴や口腔状態など食支援に関する背景情報と併せて、計測データが一元管理できます。
えんげできたかどうかをAIと一緒に確認しながら、段階的な水飲みテストができます。
背景情報、身体状況とあわせて食形態推奨の提案をサポートします。
利用したお客様の声
〇大学附属病院歯科医師
「専門医が、えんげのことで困っているクリニックとの連携を取ることができ始めました。また、紹介や逆紹介というスキームで地域医療に活用しています」
〇歯科衛生士
「えんげの専門ではない歯科衛生士だとしても、GOKURIをつけて簡易的に検査をすることで、データが専門医と共有されるので、今までとは異なるタイミングで次のステップにすすむことができます」
〇施設の入居者
「GOKURIは自分の気づかないところまで応援してくれるような感じでありがたいです。朝食が楽しいの」
まずはオンラインでご要望、課題感をお伺いします
ご活用のイメージが形成できた段階で、実際に使用するスタッフの方にデモ機器をお使いいただきます
運用プロセスを検討しご契約となります
料金表
初期設定費用 | 月額利用料金 | |
---|---|---|
料金 | ¥297,000 | ¥5,830 |
内容 | GOKURIネックバンド/1台 アプリインストール済み専用端末/1台 GOKURI Cloud | GOKURIネックバンド/1台あたり (SIM含む) |
よくあるご質問
- GOKURIは医療機器ですか?
-
今回ご紹介している「摂食嚥下モニタリングサービス」は一般にご利用いただけるサービスです。
これとは別に「GOKURI頸部装着型電子聴診器」は、医療機器に認証されています。 - 自分のえんげの能力をGOKURIで調べることはできますか?
-
GOKURIのアプリには、水や唾液などで摂食・嚥下障害を評価するプロトコルや、ゼリーやクラッカーを食べて評価するプロトコルがあります。
GOKURIを活用したコホート研究や食育セミナーにご参加ください。 - GOKURIは個人でも購入できますか?
-
2024年4月時点での個人への販売はいたしておりません。
高齢者住宅、歯科クリニック、医療機関、福祉施設、大学等への販売に限定しています。
PLIMES株式会社は国立大学法人筑波大学発スタートアップ企業として創業されました。
私たちは、テクノロジーの支援で人々の自立した生活を促すことを目指しています。
科学を社会実装する取り組みを世界に広げるとともに、社会問題を解決し、少し良い未来のために、人々のライフスタイルを変革する新しいテクノロジーのイノベーションと、未来開拓に取り組みます。
GOKURIのベースにある飲み込みを測る技術の開発は、複雑な神経や筋活動による「えんげ」の音をデータ化することからチャレンジが始まりました。
経験豊かな言語聴覚士がどのような音を聞いて「正しく飲み込めている」と判断しているのか。
飲み込みの音は複雑で多様です。単純な統計的なパタンで切り取ることが難しかったことも経験しました。
そこで、人に倣い、ディープラーニング技術で「正しく飲み込めている」音を集めて識別することを目指したのです。
人工知能(AI)で飲み込みの音を識別する技術(特許取得済)を開発し、ネックバンドから取得する音を元に、リアルタイムで飲み込みの音を識別、さらにデジタル化された音声データと波形、飲み込みのイベントとして記録されます。
これによって属人性の高かったえんげの音は「聞き分けるもの」から「計測(数えたり・長さを測ったり)するもの」になりつつあります。
現在のGOKURIでは、「正しく飲み込めている」音を出す正常えんげについては、0.5 秒以内のリアルタイムで95%以上の精度の検出・視覚化が可能です。
また、ネックバンドを装着して、普段通りの食事をしてもらう場合、えんげ以外の音や外部の環境音を拾ってしまう可能性がありますが、えんげの音に着目するために信号の増幅をしています。
そして、飲み込み以外の重要な指標である咳の検知やムセ込みなどの音の識別は、今もなお複数の大学との共同研究を通じて、安全に食事ができる社会の実現のために取り組んでいます。
- えんげに詳しくない人でもデータがとれる
- 食事に関する個別の情報が一元管理できる
- 多職種での遠隔医療に活用できる