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【無料テンプレート】介護のOJTチェックリストを紹介!新人教育の目標を管理するチェックシートの書き方も解説

「介護現場で使いやすいOJTチェックリストがあれば」と考える方は多いです。

この記事では、介護のOJTチェックリストを無料でお配りします。
厚生労働省が紹介しているものを参考にして、より現場で使いやすいチェックリストにしました。

また、チェックリストをつくる際は、どのようなポイントを意識すれば良いかという点も解説しますので、ぜひご覧ください。

目次

OJTチェックシートの重要性

OJTチェックシートは、介護現場における新人教育にとても役立つツールです。

介護の業務は幅広く、身体的な介護技術や利用者への精神的な配慮、チームとしての動き方などを新人に教える必要があります。

新しいことを教えるとき、教える側と学ぶ側の両方が嫌な気持ちになってしまうのはよくあることです。

さっき教えたのに、全然聞いてくれてないじゃん…

こんなの教えられてないのに、どうして怒られなきゃいけないの?

このような事態を防ぐために、「ここが大切だよ」と誰の目にもわかるように示すのがOJTチェックシートです。
OJTチェックシートを導入すると、指導内容を分かりやすく整理して、どの段階で何を教えるべきかを明確にできます。

結果として、教育の質を効率的に向上させることができ、介護スタッフの定着率向上にも繋がるでしょう。

チェックリストを活用した目標管理のメリット

新人教育で「教えてあげてるのに、やる気が無さそうだな..」と思ったことはありませんか?

この問題は、OJTチェックリストで解決できるかもしれません。
というのも、教えられている側は「わざわざ教えられなくても、それは知ってる」と思っていることが多いです。

そんなとき、チェックリストを使用すれば、「どこが分からないか」を視覚的に評価することができます。
視覚的に評価できると、「ここができていないから、やり方を教えるね」というやり取りができるようになるでしょう。

このように段階的にフィードバックを行うことで、お互いがモチベーションを維持しながらOJTを行うことができるのです。

教育の透明性を高め、スキルを効率的に習得するためにもOJTチェックリストは有効なのです。

OJTチェックシートの書き方3ポイント

OJTチェックシートを作成する際には、以下3つのポイントを意識しましょう。

  • 新人をどのように教育したいかを明確にする
  • 介護技術や接遇マナーを網羅的に評価する
  • 目標に到達したかを客観的に確認できるようにする

OJTチェックシートを作るときに重要なのは、活用シーンをきちんとイメージすることです。
ただ単に作るよりも、実際の状況に合わせたチェックシートを作る方が教育効果が高まります。

これから、作り方の3ポイントを1つずつ解説しますので、ぜひ実戦で役立つOJTチェックシートを作成してください。

新人をどのように教育したいかを明確にする

まず1つ目のポイントは、「どのような介護スタッフに成長してほしいか」を明確にすることです。

一口に、優秀な介護スタッフと言っても、いろいろな理想像があります。
たとえば、利用者に笑顔で話しかけられること、テキパキと介護記録を完成させること、など様々です。

そのため、あなたの施設で重視しているポイントを、新しく入ってくる介護スタッフにも教えると良いでしょう。
そうすることで、教育する側も学ぶ側も目指すべき目標が一致するので、教育内容に一貫性が生まれます。

教育内容が明確であればあるほど、新人はモチベーションを維持しやすくなるため、最初に教育方針を決めておくのは重要です。

介護技術や接遇マナーを網羅的に評価する

「介護技術や接遇マナーを網羅的に評価する」のが2つ目のポイントになります。

介護現場では、基本的な介護技術や利用者とのコミュニケーションスキル、問題への冷静な対応力など幅広い能力が必要です。

そして、得意分野は人によって違います。
コミュニケーションが得意な人もいれば、冷静に問題に対応するのが得意な人もいるでしょう。

そのため、OJTチェックシートでは、網羅的にスキルを評価してあげるのが大切です。
もし、コミュニケーションの項目ばかりだと、問題解決力がある人は「この施設だと評価されない」と悩むことになります。

もちろん施設で重視するポイントは入れ込むべきですが、平等に評価できるようなチェックシートを作りましょう。

目標に到達したかを客観的に確認できるようにする

3つ目のポイントは「目標に到達したかを客観的に確認できるようにする」ことです。

OJTチェックシートは、できていないポイントを、あぶり出すためにあります。
そのため、目標に到達していない項目を振り返って教育することが本当の意味で大切です。

目標に到達したかどうかを判断するには、主観的な評価ではなく客観的で分かりやすい基準をつくりましょう。

人によって「私は目標達成だと思う」「僕はできていないと思う」というように意見が別れると不公平になります。

教育の透明性を高め、効果の出るOJTチェックシートを作るためには、目標の到達度合いを客観的に確認できることが重要です。

【無料テンプレート】介護のOJTチェックリスト

ここでは、介護のOJTチェックリストとして、無料のテンプレートをお配りします。
現場ですぐに活用できるものですので、ぜひお気軽にダウンロードしてご使用ください。

【無料テンプレート】介護のOJTチェックリスト

このテンプレートでは、1枚目が基本的な内容、2枚目が各業務の内容となっています。

1枚目の下部は自由記述欄としていますので、施設独自の基準などがあれば書き加えることも可能です。

新人教育にチェックシートを使用したOJTの成功事例

最後に、新人教育にチェックシートを使用したことで、OJTの質が大幅に向上した事例を紹介します。

とある施設では新しい人を採用しても、なかなか業務を覚えてもらえず即戦力とはなりませんでした。
しかし、OJTにチェックシートを活用して指導内容を体系化したことで、すぐに業務を理解してもらえるようになったのです。

その結果、スタッフの定着率は高まり、ずっと悩んでいた人手不足が解消しました。
このようにチェックシートを活用したOJTは効果がありますので、ぜひ取り組んでみてください。

まとめ

この記事では、介護のOJTチェックリストの無料テンプレートをご紹介しました。

まず、OJTチェックシートは、教える側と学ぶ側の食い違いを無くすために重要です。
業務の目標を視覚的に管理することで、お互いが納得した状態でOJTできるでしょう。

OJTチェックシートは、3つのポイントを意識して作成するのがオススメです。

  • 新人をどのように教育したいかを明確にする
  • 介護技術や接遇マナーを網羅的に評価する
  • 目標に到達したかを客観的に確認できるようにする

最後には、介護のOJTチェックリストのテンプレートをご提供しました。
1枚目の下部が自由記述欄になっているため、施設ごとに使い分けやすいのが特徴です。

ぜひチェックリストを活用して、質の高い教育に取り組んでいきましょう。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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