【2023年最新版】地域密着型特定施設入居者生活介護とは?サービス内容や費用、対象者について解説!特養との違いも紹介

この記事で解決できるお悩み

  • 長く入所できる小規模な介護施設はないかな?
  • 地域密着型特定施設入居者生活介護の概要を知りたい
  • 利用するまでの流れやメリット・デメリットは?

この記事では、地域密着型特定施設入居者生活介護について詳しく解説しています。

この記事を読めば、家族が安心できる施設を見つけられるようになりますのでぜひご覧ください。

目次

地域密着型特定施設入居者生活介護とは

地域密着型施設入居者生活介護とは、入居定員30人未満の小規模な介護サービスです。

対象となる施設には、有料老人ホームや軽費老人ホーム(ケアハウス)、養護老人ホームなどがあります。

役割は、高齢者が住み慣れた地において可能な限り自立した生活を送れるように計画を立てて運営することです。

サービスとしては、食事や入浴、排せつなどの日常生活支援や機能訓練などが行われます。

特定施設入居者生活介護との違い

特定施設とは、厚生労働省が定める基準を満たした施設を指します。

具体的には、有料老人ホーム、養護老人ホーム、軽費老人ホーム、サービス付き高齢者住宅(有料老人ホームの条件を満たしている場合)の4種類です。

特定施設入居者生活介護のサービスでは、日常生活支援や機能訓練などのサービスが受けられます。

地域密着型に比べ大規模なサービスであるため、サービスへの手厚さや費用などが異なります。

対象者・利用条件

地域密着型特定施設入居者生活介護の対象者は要介護1〜2の認定を受けている方です。
また、地域密着型サービスであるため、施設がある地域に住んでいることも利用条件になります。

なお、要支援1〜2の方は利用できませんので、注意が必要です。

費用・料金表

地域密着型特定施設入居者生活介護の費用は介護レベルに応じて変わります。

以下の表では、自己負担額1割の場合に発生する基本利用料をまとめました。
基本利用料に加え、利用者の状態に合わせた費用加算が発生する場合もあります。

要介護度基本利用料(1割)
要介護1534円
要介護2599円
要介護3668円
要介護4732円
要介護5800円
参考:厚生労働省による「地域密着型特定施設入居者生活介護

なお、食費やおむつ代、理美容代などは別途負担しなければならないため注意しましょう。

サービス内容

ここでは、地域密着型特定施設入居者生活介護で受けられるサービス内容について紹介します。

まず、サービスは特定施設で働くケアマネージャーによって、あらかじめ立てられた計画に沿って行われます。

具体的な内容としては、食事や週2回以上の入浴、排せつの介助などの日常生活支援や機能訓練などです。

また、療養上の世話として、看護師による健康状態のチェックや服薬管理、口腔ケアが行われます。
看護師が常駐しているため、不測の事態にも対応可能です。

他には、リハビリの専門員によるリハビリテーションやレクリエーションが受けられます。
利用者の心身状態に合わせた対応が行われるため、状態の維持回復や悪化の防止を目指すことが可能です。

なお、基本的に居室は個室ですが、例えば夫婦で入居するなどの特例においては2人以上で居室を使用することもできます。

特別養護老人ホーム(特養)との違い

地域密着型特定施設入居者生活介護のほかに、人気がある施設として特別養護老人ホームというものがあります。
一般的に特養と呼ばれることが多く、要介護3以上の方を対象にした施設です。

特養では看取りを受けることもできるため、合わせて検討するとよいでしょう。

こちらの記事で、特養について詳しく解説しているためぜひご覧ください。

地域密着型特定施設入居者生活介護を利用するには?

申請方法から手続きまで

地域密着型特定施設入居者生活介護を利用したい場合は、以下の8ステップで申請手続きを行います。

  1. 要介護1~5の認定を受ける
  2. ケアマネージャーや地域包括支援センターに相談する
  3. 入所を希望する施設を探す
  4. 見学を行い、申込書類を受け取る
  5. 申込書類を提出する
  6. 施設からの入所判定を待つ
  7. 施設側との面談を行い、入所希望日を決める
  8. 入所し、サービスを利用する

メリット・デメリット

地域密着型特定施設入居者生活介護のメリットは、転所する必要が無い点です。

基本的に、入所している施設で症状が悪化した場合は、対応できないと判断されると他の施設に移ることになります。しかし、地域密着型特定施設では、転所せずとも対応を受けることが可能です。

一方で、デメリットとしてはスタッフや他の利用者と相性が悪くなったとしても変更できない点が挙げられます。

地域密着型で小規模に運営されているためスタッフや他の利用者と顔なじみになり交流が増える場合があります。そのため、相性が悪くなったとしてもストレスを抱えて過ごすこともある点がデメリットと言えるでしょう。

ただし、スタッフや利用者との相性が悪くなることは少なく、むしろ顔なじみになり仲良く交流できることが多いです。

まとめ

この記事では、地域密着型特定施設入居者生活介護について紹介しました。

地域密着型特定施設入居者生活介護とは、定員30人未満に定められた小規模な介護サービスです。
要介護1〜5と認定され、施設がある地域に住んでいる方が利用できます。

サービス内容は、以下に示したように幅広いです。

  • 食事や入浴、排せつなどの介助
  • 健康状態のチェック、服薬管理、口腔ケア
  • リハビリテーションやレクリエーション

地域密着型で小規模な施設のため、利用者やスタッフと仲良く交流できると楽しく安心して過ごせるでしょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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